最新の中国通関統計によれば、同国9月の古紙輸入量は前月比8.5%急増し、約274万トンとなった。増加の要因は、同国再生コンテナーボード・メーカー大手の玖龍紙業(Nine Dragons)と理文造紙(Lee & Man)などが海外パルプ購入量を増やしたことによるものと伝えられている。これら大口顧客は、例年第4四半期にパッケージ生産の最盛期を迎えることに備え、6月から7月にかけて古紙の買いだめに走ったとしている。9月、OCCの輸入量は前月比8.7%増で約159万トン、新聞古紙は同3.5%微増で約53万トンとなり、更に雑古紙は同13.4%急増で約55万トンとなった。一方、9月古紙全体の輸入量は、前年同月の約220万トンからも24.3%大幅に増加した。
10月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ