2015年の強烈なエル・ニーニョ現象の影響によって、インドネシア全土は長期に及ぶ厳しい水不足に見舞われた。この異常気象により、同国Jambi県に位置するLontar Papyrus Pulp and Paper Industries社(LP社)での操業は大きな影響を受けている。LP社はAPP社のパルプ生産工場である。APP社役員によれば、パルプ生産には安定した水の供給が不可欠であるが、今回は同工場創業以来初めて直面した深刻な水不足であるとしている。これまでのところ、水の供給不足により同工場は20日間の休転を余儀なくされ、またこの間にパルプ生産6万トン分を減産せざるを得ない結果となった。今後いつ操業再開が可能となるかは依然不透明であるとしている。
11月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ