最新の米国雇用統計によれば、10月の非農業部門就業者数が27万1千人増加したが、全体の失業率は前月の5.1%からほぼ横這いの5.0%で推移した。雇用が上向いた職種は、専門的なビジネスサービス分野、ヘルスケア部門、小売業、飲食サービス部門、建設業などが目立った。全体では10月の失業率は前月とほぼ同水準の5.0%、失業者数の合計790万人も前月同様であった。ここ1年でみれば、失業率は0.7%ポイント減少、失業者数は110万人減少し、雇用はわずかに上向いている。労働者層別では、10月の成人男性の失業率は4.7%、成人女性の失業率は4.5%、白人は4.4%、黒人は9.2%、10代の若年層は15.9%、ヒスパニック系は6.3%、アジア系労働者の失業率は3.5%となった。一方、長期にわたって(27週以上)の失業者は前月同様の210万人で、10月の失業者全体の26.8%であった。
11月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ