スウェーデンBillerudKorsnas社は、同国の同社Gruvon工場で保有する製紙4ラインを閉鎖する方向で検討を重ねていることが分かった。生産停止が検討されているのは年産合計にして30万トン分で、そのうち60%が晒バージン・ライナー、残りの40%がクラフト紙とされている。同社関係者によれば、今回の措置は白ライナー市場で登場してきた競合他社の新たな増産体制の波に対応するものとしている。同社CEOによれば、同工場のパルプ生産は非常に効率的であるが、一方製紙ラインは厳しいものがあるとしている。いずれにしても2016年第4四半期には生産停止の最終決断を行なうと付け加えている。
11月18日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ