江蘇省蘇州市にある紙・板紙メーカー数社が、今年最後の四半期中に大気清浄化の為、生産を止める様要請を受けている模様。蘇州市政府は、このほど環境規制強化回状を発行し、その中で同市の異業種300社以上の生産工場に対してガス排出量の低減を求めている。この措置は、健康被害に危険を及ぼす微細な空中粉塵であるPM2.5平均濃度を2013年から比較して7%下げることで、同市の年間目標として果たすことを目指してのもの。因みに、11月24日~25日には同市内にて極めて重要な国際会議が開催される予定で、李克強首相が西・中ヨーロッパの首脳陣と会談を行なうことになっている。今回ガス排出低減の要請を受けている大手製紙会社は、玖龍紙業、理文造紙、UPM、APP China、Stora Ensoとなっている。
11月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ