ロシア国内メディアによれば、同国Kondopoga社のKarelia地方政府を含む株主の過半数が、ここ数年財政難にあえいできたKondopoga工場売却へ投票したことが分かった。承認された初期資産価格は、85億ルーブル($1億2千9百万)となっているが、同社の現在の負債総額は130億ルーブルに上る。業界情報筋によると、同資産を購入するとみられるのはKondopoga社へこれまで木材原料を供給、また紙商を担ってきたKarelia Pulp社であろうとしている。Kondopoga社は、Karelia地方に位置し従業員は約4,000人、製紙ライン7機で新聞用紙を年産合計76万トン、クラフト紙を年産1万6千トンの生産能力がある。今年の第1~第3四半期の赤字は2億7千6百万ルーブルに達していた。
11月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ