欧州連合(EU)がこれまで賦課してきた中国からの輸入コート紙へのAD課税は、期限までに欧州品への新たな被害が報告されない限り、来年の5月で失効することになる模様。これまでのところ、賦課継続に向けた公的措置は取られていない。EUは2011年5月に中国からの輸入コート紙に対し、AD課税8%~35.1%、反補助金課税4%~12%を決定、これまで執行してきたもの。今後、課税が撤廃されたことでダンピング、補助金、欧州内での損害が継続または再発するといった確たる危惧がなければ、同課税は来年5月15日をもって自動的に失効することになる。
11月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ