米国マクドナルドを始めとするファストフード・チェーン店でのテイクアウト用紙袋や食品ラップ用の用紙が晒クラフト紙(白色)から未晒クラフト紙(茶色)へ移行しておりその需要増から、ここ数年未晒クラフト紙の出荷が飛躍的な伸びをみせている。米国森林紙製品協会が発表した統計によると、今年に入ってからも、1月~9月の未晒クラフト紙の紙袋出荷量は、前年同期比16.5%増えて約70万トン弱まで数字を伸ばしたが、一方晒クラフト紙の出荷量は同16.9%減少し1万3千トンとなった。市場関係者によれば、マクドナルドやバーガー・キングなどに加えChipotleなどがこぞって未晒クラフト紙へ移行し、経費節減や持続可能性の目標に向かっており、ファストフード業界では大きな変革が起きているとしている。
12月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ