フィンランドのKemijarvi Consortium社は、同国北部Rovaniemi西部に位置するStora Enso社が閉鎖した旧Kemijarvi工場に於いて、新たなパルプ工場の建設計画を進めていることが分かった。Kemijarvi社は、運営経費の詳細、工程、生産品目、利益性全般にわたる事前実現可能性調査(FS)を既に終えたとしている。同工場は、かつてNBKP年産25万トンの規模であったが2008年に閉鎖に追い込まれていた。当時、閉鎖への抗議運動を先導し、現在フィンランド森林センター顧問となっているHeikki Nivala氏によれば、今回のプロジェクトは十分に発展可能であり、正しい選択であると語っている。このプロジェクトに掛かる投資総額は約7億8千万ユーロとされているが、背後関係詳細は開示されていない。
12月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ