米国の最新の産業統計によると、12月の米国製造業部門はその経済活動が2ヶ月連続で縮小となったが、産業界全体でみると79ヶ月連続でかろうじて成長を維持している。米国12月のPMI指数は48.2%で前月の48.6%からは0.4%ポイント減となり、製造業はやや活気が停滞気味となっている。また、製造業新規受注指数は前月の48.9%から0.3%ポイント上向き49.2%へ数字を伸ばしているものの、いずれも好不調の分岐点である50%を割り込んだ形となっている。一方、製造業生産指数も49.2%だった前月より0.6%ポイント上向き49.8%となった。また製造業雇用指数は前月の51.3%から3.2%ポイント数字を下げて48.1%となった。ほとんどの指数で50%を切る状況となっており、好調を維持していた米国製造業部門の経済活動にここへきて減速感がみえる。
1月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ