ロシアのNizhniy Novgorod州Balakhanaで工場を運営する新聞用紙メーカー同国最大手のVolga社が、このほど破産申告を行なったことが分かった。同社代弁者によれば、同社は現在エネルギー供給会社であるMRSK社への負債6億5千8百万ルーブル($870万)を抱えるなど、困難な財政状況が今回の決断に至らせたものとしている。昨年10月、同社は大幅な人員削減に取り組むことに加え、高騰しているエネルギー・コストとMRSKとの不和が原因として製紙を断念するかもしれないと示唆していた。昨年4月、世界的な新聞用紙価格の下落と化学パルプの価格暴騰を理由に、同社は合計29万5千トンの生産能力を有する3機の新聞用紙ラインを停機としていた。なお、年産27万トンの8号機は依然操業を継続している。
1月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ