中国のAsia Symbol社は、山東省に位置する同社日照工場に於いて、年産30万トンの生産能力を有する改造ラインでNBKP生産を開始したことが分かった。昨年、同社はそれまで短繊維製品を中心として生産していたラインを改造し、NBKPも生産可能なラインへの転換を図っていた。しかしながら、当時中国パルプ市場ではLBKPの方がむしろ高価であった為、実際は即座に長繊維製品への生産移行は行なわなかったとしている。同社はインドネシアを本拠とする紙パルプ巨大企業であるAPP社の傘下にあり、先週よりNBKPへの生産へ切り替え、最大50日間のテスト運転を実施する見込みとしている。但し、切り替え以降も同ラインでは国内市場向けに月2万トン程度のLBKP生産も行なう予定。
2月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ