米国の最新の産業統計によると、1月の米国製造業部門はその経済活動が4ヶ月連続で縮小となったが、産業界全体でみると80ヶ月連続でかろうじて成長を維持している。米国1月のPMI指数は48.2%で前月の48.0%からは0.2%ポイント増となり、製造業はやや活気が停滞気味となっている。また、製造業新規受注指数は前月の48.8%から2.7%ポイント上向き51.5%へ数字を伸ばしており、好不調の分岐点である50%をわずかに超えた形となっている。一方、製造業生産指数も49.9%だった前月より0.3%ポイント上向き50.2%となった。また製造業雇用指数は前月の48.0%から2.1%ポイント数字を下げて45.9%となり、更に数字を落とす結果となった。いくつかの指数で50%をわずかながら上回る状況となっているが、好調を維持していた米国製造業部門の経済活動にここへきてやや減速感がみえる。
2月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ