ブラジル最大の紙パルプ・メーカーSuzano社は、同社でユーカリ広葉樹のみを原料として生産されたフラッフパルプであるEucafluffの昨今の開発に対して、初の国際的承認を今月受けたことが分かった。同社関係者によると、米国ニューオーリンズを本拠とする不織布産業協会が組織する評議会に於いてEucafluffが2016年個人衛生商品市場の最高の革新的商品としてみなされたとしている。同評議会は個人衛生商品業界の大手企業から100人を超える役職員を集めて開催されたもの。同社でのEucafluffのテストでは、生理用品ではN材パルプの代替品として70%の混入が可能、紙おむつでも30%の混入が可能としている。同社ではサンパウロ州Suzano工場で、印刷・筆記用紙ラインを改造の上、2015年11月からEucafluffの生産を開始し、現在年産10万トンの生産が可能。
2月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ