フィンランド森林産業連盟が発表した最新の統計によれば、同国2015年の紙・板紙生産量合計は前年から0.9%減少して、1千30万トンとなった。そのうち、印刷・筆記用紙は前年比2.8%減の約590万トンとなり、一方、板紙生産量は同3.6%増の約310万トンとなった。また、化学パルプの生産量は同1.7%増の710万トンであった。同国製紙産業界は、昨年UPM社、Mondi社、Ahlstrom社などで国内生産を全体で約55万トン分減産する措置を取っていた。同連盟は、フィンランド国内産業の競争力維持の為、昨秋以降、各労働組合との折衝の中で単位労働コスト低減や賃金抑制の妥結など社会契約上の合意へその必要性を強調していたもの。
2月18日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ