PPPC(Pulp and Paper Products Council)発表の最新統計によれば、1月の世界パルプ出荷量合計は前月の約427万トンから15.1%急減して約363万トンとなった。また、前年同月の約347万トンからは4.6%増と数字を伸ばした。内訳をみると、NBKPは前月の約202万トンから約185万トンへ減少となり、またLBKPは前月の約212万トンから当月の約165万トンへ急落した。一方、1月末の世界全体のパルプのメーカー在庫は、39日分(NBKP:31日分、LBKP:47日分)で前月末より4日分多く、また前年の1月末からは1日分の減少となった。軟調な出荷に影響を受けた形で、パルプ業界の工場稼働率も82%とフル稼働にはほど遠い状態となっている。
2月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ