ドイツの2015年紙・板紙生産は前年から横這いの安定傾向となった。同国産業委員会Verband Deutscher Papierfabriken(VDP)によれば、昨年の同国紙・板紙生産量合計は2千2百60万トンで前年比0.3%の微増であった。グラフィック紙分野でわずかにマイナスを記録したものの、製紙産業全体では0.3%プラスになったとしている。これは、継続的にパッケージ部門と衛生紙部門が好調に推移していることが要因となっている。2015年、同産業全体の取引額も前年比0.9%増の144億ユーロとなっている。同委員会によれば、安定的な成長の主因は輸出の伸長で、国内販売の成長率0.6%に比較して、輸出は1.2%の伸びをみせたことが全体の数字に貢献したとしている。
2月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ