インドネシアのAPRIL社が、同国スマトラ島に位置する同社Kerinci工場LBKPラインの定期保守点検休転に入る時期を前倒しする計画であることが分かった。4月の定期保守点検を今月に繰り上げる今回の措置は、中国を筆頭とするアジアのパルプ購入者が先行きの更なる値下げを期待して購入を控えている状況から市場での需要が低下していることに対処するものである。同社は、同工場の年産70万トンのパルプ・ラインを3月半ばに約10日間の休転とする模様。この停機によって、約2万トンの減産を見込んでいる。同工場は3機のLBKPラインで操業しており、年産合計は280万トン、そのうち220万トンを市販している。また同工場では、その他2機の非塗工上級紙の生産も行なっており、その年産合計は85万トンとなっている。
3月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ