最新の米国雇用統計によれば、2月の非農業部門就業者数が24万2千人増加したが、全体の失業率は前月から横這いの4.9%で推移した。雇用が上向いた職種は、ヘルスケア部門、社会扶助、小売業、食品サービス、酒場分野、民間教育サービス部門で目立ったものの、引き続き鉱工業で雇用が減少した。全体では2月の失業率は前月と変わらず4.9%、失業者数の合計は780万人であった。ここ1年でみれば、失業率は0.6%ポイント減少、失業者数は83万1千人減少し、雇用はわずかに上向いている。労働者層別では、2月の成人男性の失業率は4.5%、成人女性の失業率も4.5%、白人は4.3%、黒人は8.8%、10代の若年層は15.6%、ヒスパニック系は5.4%、アジア系労働者の失業率は3.8%となった。一方、長期にわたって(27週以上)の失業者は220万人で、2月の失業者全体の27.7%を占めた。
3月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ