ロシアの大手紙パルプメーカーであるArkhangelsk PPM社(APPM社)は、今後5年間をかけて同社の事業を大規模且つ多角化する成長戦略に取り組むことが分かった。APPM社を運営するVladimir Krupchak社関係者が語ったところによると、同社は多数の意欲的な案件を掲げており、新たなティッシュ工場、テストライナー新ライン用の建屋建設、段ボール・パッケージ部門の拡大、更には未晒クラフトの増産などを視野に入れているとしている。現在、同社が緊急で進めているのは、モスクワから南西90㎞Kaluga州のVorsino新工場への紙幅5,600㎜、年産7万トンのAndritz社製ティッシュ・ラインに加え2機の加工ラインの導入である。同工場の稼働を2017年末と見込んでいる。
3月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ