ブラジルのFibria社が、同国中西部に位置する同社Tres Lagoas工場の新たなパルプ・ラインへの回収ボイラーを設置する建造物の建設を開始したことが分かった。この建設には金属材料4千トンを必要とし、同工場の晒ユーカリパルプ175万トン増産計画であるHorizonte2プロジェクトの一環である。現在、同工場は稼働中の同様に晒ユーカリパルプ年産130万トンの1号機を有している。同社は世界最大の晒ユーカリパルプ・メーカーで、ブラジル3工場に加え、同国Bahia州に於いて協働するStora Enso社とのVeracel JVで、生産能力合計530万トンを誇る巨大企業である。同社CEOによれば、現在、建設作業は計画通り順調に進捗しており、操業開始の目標を2017年第4四半期においているとしている。
3月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ