オーストリアを本拠とする世界的な技術集団であるANDRITZ社(A社)は、このほどベルギーOudegemに位置するVPK Paper社(V社)の工場6号機へのパルプ化・精選工程ラインを改良し、無事に再稼働を果たしたことが分かった。今回改良を施されたパルプ原料調製ラインは、段ボール原紙、製函材、紙器抜きくず等の処理が可能となり、既存の低濃度パルパーへの供給能力は1日当たり900トンになるとしている。また、今回改造したパルプ化システムはエネルギー消費量を抑えパルプ化工程での汚染物除去能力を向上させたもの。VPK社は、再生紙・再生板紙100%を原料として、高品質パッケージ用の段繰り、テストライナー、灰色嵩板紙などを生産している。
3月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ