最新の産業統計によれば、米国2月の工業生産高指数は1月に前月比0.8%の微増をみせた後、当月は反転し前月比0.5%の微減となった。特に2月は水道光熱費分野と鉱工業分野の落ち込みが製造業での0.2%増を越えていることが目立った。水道光熱費分野の生産高は前月から4.0%減少となったが、例年と比べて温暖な気候から暖房需要が減少したとしている。鉱工業分野では同1.4%減となっており、過去6年間の平均月次減少率1.3%に近いものとなった。2月の全体の工業生産高指数は2012年平均との比較で106.3%の水準となっており、前年同月比でみれば1.0%減となっている。また、2月の工業分野の稼働率は同0.4%ポイント減少し76.7%を示し、この数字は1972年~2015年の長期推移の平均を3.3%ポイント下回っている。
3月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ