現地メディアの報道によると、インドのITC社は新たな年産10万トンのBCTMP(bleached chemi-thermo mechanical pulp)生産ライン建設を進め、これまで調達してきた輸入パルプに引き換え45億ルピーを投資してBhadrachalamに於いて同品種での生産体制を目指すことが分かった。同社板紙・特殊紙部門の役員によれば、今回のプロジェクトはインド製BCTMP生産としては同国史上初の工場立ち上げとなり、結果として年間5千万米ドルの外貨を温存できることになるとしている。原料は国内の木材資源を年間15万トン消費することになるが、農業従事者の生計手段の機会創出も図れる同社植林事業から調達していく目論見としている。
3月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ