米国の貨物用紙袋メーカー協会が発表した最新の統計によると、2月の米国多層紙袋の出荷量は前年同月比3%減少、今年の1月~2月の出荷量累計でも前年同期比7%減となったとしている。同協会のデータによれば、需要が最も活発なのは建設資材用途であったが、一方、食品用途ではやや陰りがみえ、今年これまで需要が急落している分野は農業用種子向けや肥料用ミネラル向けとなった。また、米国森林紙製品協会が発表した統計によれば、2月同国の多層紙袋用クラフト紙の出荷量は前年同月比6.2%減、1月~2月の出荷量累計でも14.2%と大きく数字を落としている。この分野が軒並み低迷している要因のひとつは、1月の未晒貨物用紙袋原紙の巻取輸入量が同26.5%跳ね上がり1万1千トンと伸びたことにある模様。
3月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ