アイルランドを本拠とするSmurfit Kappa社は、今年第1四半期に期間延長した休転を終え、欧州2ケ所での生産活動を再開させたとこのほど公表した。スペイン北部に位置する同社Sanguesa工場の4号機を改造し、これまでコンテナーボード年産6万5千トンのラインであったものを、年産3万トンの高機能片艶紙ラインに生まれ変わらせたとしている。また、オランダの同社Roermond工場の1号機を年産26万トンの生産能力を持つ再生コンテナーボード・ラインへ全面的な改造を行なった。同ラインは改造によって、年間4万トンの増産が見込まれる。このラインはトン当たりのコストを抑えて最近の市場動向に合わせ、より軽量化した紙の生産が可能な機能を有しているとしている。
4月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ