スウェーデンを本拠とするIggesund Paperboard社英国工場がこのほど操業再開の状態となったことが分かった。3月初旬、同Workington工場はライン改造の為、休転に入ったが、同ラインの最も老朽化した部分であるプレス工程を最先端技術を搭載した新たなものと入れ替えたとしている。今回の改良によって、同ラインの生産能力は2万トン増加し、これまでの年間20万トンから22万トンへ増産となる模様で、将来的な品質向上も見込んでいる。今回の巨大板紙ラインの改造は時間との戦いであった。高額な資本コストであればあるほど、単位時間当たりの逸失利益が増大することを意味する。従って、改造に従事する業者が詳細にわたって、いつ何をすべきかを細かく落とし込むべく綿密な計画を練ればならなかったとしている。
4月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ