ブラジルのKlabin社は、同国南部の同社Ortigueira工場でNBKP年産40万トンの生産能力を有する2号機をこのほど稼働させたことが分かった。同工場は同社初のパルプ生産工場であり、同社のPumaプロジェクトとして3月4日に稼働開始した晒ユーカリパルプ年産110万トンの1号機と合わせ、4月末には第1ロットを輸出する見込みであるとしている。同社関係者によれば、L材パルプ・N材パルプ生産用の2機は当初のスケジュール通り稼働を開始しており、現在、能力の70%程度で運転しているとしている。N材パルプの一部はフラッフパルプへ加工されるなど、同工場は3種類のパルプ生産が可能となるよう設計された世界唯一の産業ユニットである。2016年、同工場では年間合計80万トンのパルプ生産を見込んでいる。
4月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ