4月7日に開催されたアルゼンチン紙パルプ生産者協会のミーティングに於いて、同国の環境維持開発大臣は古紙輸入に関する法令改定について加速して対応することを約束したことが分かった。現在の規則では、同国では採取できないN材を多く含む輸入素材を、製紙メーカー、主にパッケージ紙メーカーが入手するには好ましい傾向になっていないとしている。更にミーティング出席者は同国での2015年古紙消費量117万トンに対し、輸入品はわずか5万3千トンであったと指摘した。また、輸入品の大部分はN材混入率の高いパッケージ素材に使用されるものであるが、アルゼンチンの場合、その様なカートンは輸出向け梱包に使われている為、国内市場に戻ってくることはないとしている。
4月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ