中国通関当局が発表した最新の統計によると、同国の3月古紙輸入量は前月比37.1%急増の約268万トンに達したとしている。この反発の要因は、2月の16.3%減、1月の15.8%減と2ヶ月連続の落ち込みからの回復を示しているとしている。2月の長い春節休暇時期の休転を終えた中国の各製紙メーカーが、再稼働に向けて古紙の船積みを調整したことが、3月の劇的な回復につながったものとしており、すべての大口グレードで数量は急増した。3月のOCC輸入量は前月比31.8%増の約153万トン、新聞古紙は同39.7%増の約47万トンとなった。また、雑古紙は最も大きな伸び率をみせ、同49.7%増の約60万トンであった。一方、同月は前年同月の輸入量約230万トンより16.4%増となった。3月の急回復によって、今年第1四半期の古紙輸入量は合計約700万トン弱となり、前年同期の約642万トンを8.4%上回った。
5月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ