中国通関当局が公表した最新の統計によると、同国3月のパルプ輸入量は、前月比22.6%の急増で約181万トンとなったことが分かった。主にNBKP輸入量の激減を要因として、前月の2月は前月比で7.1%の落ち込みを示していた。2月はNBKPだけで同16.8%減少したが、これは昨年12月にパルプ供給者がトン当たり$10~20の値上げを目論んだことに対抗し、中国側の購入者がNBKPの注文を意図的に抑えたことが背景にある模様。その結果、パルプ供給者側が値上げの意向を取り下げたことで、3月のNBKP輸入量は同26.0%急増で約70万トン弱となった。一方、前年同月比でみると昨年3月のパルプ輸入量約170万トンから6.4%上向いた。
5月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ