現地メディアの報道によると、ロシアのKama社の紙パルプ工場で折りたたみ箱用板紙生産を立ち上げる計画が浮上していることが明らかになった。同国では唯一のLWC紙メーカーである同社は、今回のプロジェクト向けと思われる、工場への電力供給倍増の技術特異性を検討していると伝えられる。現地メディアは、工場経営陣が本件に関するコメントを拒否しているとしている。この計画が実現すれば、ロシアでは初めての折りたたみ箱用板紙ラインとなるが、実は同ラインの導入はKama社が初めて検討したものではなく、過去にIlimグループが同国西部Arkhangelsk州のKoryazhma工場への導入を画策したが、計画は頓挫した経緯があった。
5月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ