米国の印刷業界・出版業界は新聞・雑誌・ディレクトリー類などの基幹市場に於いて、その需要減退にもがき苦しんでいることが分かった。この現象は、2000年に1千億米ドル規模であった市場が2015年800億米ドルまで縮小した結果として生じているとしている。2001年および2008年/2009年の景気後退時に大きく市場が落ち込んだもの。しかし、実際のところ2012年以降はドル建て販売によって、その規模をやや持ち直しており、過去3年は各年で成長も見せてはいる。デジタル印刷や印刷の請負サービスとインフレは、印刷コスト上では国外での落ち込みを相殺させているのが現状。しかしながら、実質的な紙の消費量は継続的に減少している。
5月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ