世界最大のユーカリパルプ・メーカーであるブラジルのFibria社は、同社の増産プロジェクトHorizonte2にて進行中の新ラインの生産能力を当初計画の175万トンから195万トンへ引き上げたと市場向けに公表したことが分かった。同国中西部Mato Grosso do Sul州に位置する同社Tres Lagoas工場に、同社は現在当該の新たなユーカリパルプ・ラインを建設中で、2017年第4四半期には操業開始を見込んでいる。同社によると、このプロジェクトへの投資総額は87億レアル(24億米ドル)で、これまでに建設の32.5%まで進捗しているとしている。今回建設中のユーカリパルプ・ライン2号機が完成すれば、同社のユーカリパルプの生産能力合計は、これまでの年産530万トンから725万トンへ増産となる。
5月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ