引き続く米ドル高に対するブラジル通貨レアル安に後押しされる形で、ブラジルの今年1月~4月の紙輸出量累計は前年同期比7.8%増の689,000トンとなった。米ドルの対レアル為替レートは、昨年の4月から今年4月までの間に、約15%高騰した。同国全体の4ヶ月輸出量合計のうち、印刷・筆記用紙は前年同期比1.7%微増の299,000トン、パッケージ紙が同13.8%大幅増の248,000トンであった。同期間にブラジルで生産された紙は合計で約340万トンとなり前年同期並み、そのうち国内向け販売が同1.2%微増の170万トンとなっている。その間の紙輸入量は、やはり同様に為替レートの影響を受け同35%大きく落ち込んで221,000トン、そのうち印刷・筆記用紙は同43.8%激減の86,000トン、新聞用紙も同25.7%大幅減の55,000トンとなった。
5月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ