フィンランドを本拠とするStora Enso社が、ドイツの同社Kabel塗工中質紙工場を同国投資家グループが所有するHagen-Kabel Pulp & Paper社へ売却することで、このほど契約を取り交わしたことが分かった。この売買取引は、Stora Enso社が再生可能素材成長企業への戦略的転換に沿ったものであるとしており、2016年第3四半期には完了するものと思われる。この売買での資産への金銭授受は、総額約2千3百万ユーロとしている。2015年の年間売上実績をベースとすれば、Stora Enso社は今回の工場売却によって約3億ユーロの売上が減少、また同社紙生産量は約48万5千トン減少することとなる。現在の工場従業員540人はそのまま新会社へ移る模様。
6月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ