中国を本拠とする玖龍紙業(Nine Dragon Paper)が、ベトナムBinh Duong省に位置する同社子会社Cheng Yang Paper社(CYP社)への再生コンテナーボード年産50万トンの新ライン設置作業をスタートしたことが分かった。CYP社関係者によると、設備類は近隣の港に到着後、ホーチミン市から北西へ約40㎞の同工場へトラックで搬送されたとしている。まもなく始まる雨季の豪雨を懸念して、工場スタッフは当初のスケジュール通り同ラインを組み上げることを迫られている。玖龍紙業は、この板紙ラインで年内の操業開始を目論んでいるが、最終的には来年明けにずれ込むものとみられる。同ラインの供給メーカーはValmet社で、抄き幅6,660㎜、設計スピードは分速1,300m、100%再生原料を使用して高品質な製品の生産が可能であるとしている。
6月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ