最新の米国雇用統計によれば、5月の非農業部門就業者数が3万8千人増加したが、全体の失業率は前月から0.3%微減の4.7%で推移した。雇用が上向いた職種は、ヘルスケア部門で目立ったものの、引き続き鉱工業で雇用が減少し、また情報分野ではストライキによって雇用が減少した。全体では5月の失業率は前月から0.3%微減の4.7%、失業者数の合計は約48万人減少し740万人で、昨年8月以降大きな変動がみられない。労働者層別でも、5月の成人男性の失業率は4.3%、成人女性の失業率も4.2%、白人は4.1%、黒人は8.2%、10代の若年層は16.0%、ヒスパニック系は5.6%、アジア系労働者の失業率は4.1%と大きな変化は見られない状況。一方、長期にわたって(27週以上)の失業者は前月から約18万人減少し190万人で、5月の失業者全体の25.1%を占めた。
6月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ