チリを本拠とするArauco社は、このほど1億5千万米ドルの投資でスペインTafisa社の株式50%の購入を完了したことが分かった。スペインを本拠とするTafisa社は、スペイン、ポルトガル、ドイツ、南アフリカに合計10ヶ所にパネル工場を所有しており、生産量の合計は年産420万立米となっている。市場への通告によれば、ポルトガルのSonae社傘下のTafisa社の買収で、新会社の名称をSonae-Araucoとしたとしている。Arauco社の役員によると、同社は新規且つ興味深いチャレンジを通して、世界での存在を拡大する世界的な企業に成長したとしている。Tafisa社は配向性ストランドボード(OSB)、中質繊維板(MDF)、バーティクルボードに加え板びき材の生産・販売を本業としており、年商は約9億米ドルである。
6月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ