米国のTwin Rivers Paper社が、同国メイン州に位置する同社Madawaska工場所有の5ライン年産合計36万トンのうち最古の製紙ラインを永久停機とし、同複合工場の別の製紙ラインで1千2百万米ドルを充当し改良プロジェクトを実行する計画であることが分かった。年産5万トンの生産能力があるこの3号機が永久停機となることで、同工場の49人の従業員が7月に解雇となる模様。RISIのデータベースによると、同3号機は1950年に新設され、塗工晒ラベルとパッケージ紙の生産を担ってきた。3号機の永久停機にともない、同社は1971年に新設のベロイト社製257インチ幅で年産11万8千トンの8号機を改良する目論見である。2017年中に改良工事が完了する見込みで、同ラインの生産能力は劇的に向上するとしている。
6月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ