フィンランドを本拠とするStora Enso社は、このほど中国北海市で新たな消費者向け板紙工場を開設した。既に5月に操業はスタートしており、今後18ヶ月から24ヶ月のうちにフル稼働に入ると見込んでいる。投資総額は8億ユーロで、北欧から中国への直接投資では過去最大で、Stora Enso社史上でも最大級の投資であるとしている。北海工場は、高級箱用板紙製品を年産45万トンの生産能力があり、今後の鍵となる最終製品のひとつは現在80%以上を輸入に頼っている飲料用紙器向け板紙であるとしている。Stora Enso社は、この産業界で最も需要が見込める高付加価値製品であるこの板紙では世界有数のメーカーである。
6月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ