最新の産業統計によれば、米国5月の工業生産高指数は4月に前月比0.6%微増となった後、当月は反転し前月比0.4%の微減となった。5月は製造業と水道光熱費での減少が、鉱山業での若干の回復によって相殺された形となった。製造業では、自動車およびスペアパーツの分野での後退が反映されて、前月比0.4%微減、また、水道光熱費分野の生産高は前月から1.0%減となったが、これは電気での減少を一部天然ガスの増加で補ったことを示している。鉱工業分野では8ヶ月連続の減少推移から前月比0.2%増加に転じた。2012年の平均と比較すると103.6%で、5月の工業生産高は前年同月比1.4%減となった。また、5月の工業分野の稼働率は同0.4%ポイント減少し74.9%を示し、この数字は1972年~2015年の長期推移の平均を5.1%ポイント下回っている。
6月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ