ロシアの大手新聞用紙メーカーであるKondopoga社は、このほどロシア連邦に属するカレリア共和国の仲裁裁判所より破産宣告を受けたことが分かった。同社は発表した公式声明の中で、破産手続き中に於いても操業はこれまで通り継続するとしている。昨年11月、カレリア政府をも含む同社の株主大多数は、ここ数年財政難に瀕してきた同社工場の売却を支持する表明をしていたもの。その時点で、同社の負債総額は130億ルーブル(2億米ドル)に達していた。これまで、同社を購入するかもしれない有力企業に関しては、産業界やメディアで様々な風評が取り上げられ、同社へ木材原料を支給し且つ紙の販売を担ってきたKarelia Pulp社、或いは同じくカレリア共和国に紙パルプ工場を有し重袋用紙や重袋のメーカー大手Segezhaグループなどの名前が挙がっている。
6月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ