米国を本拠とするIP社傘下のモロッコCompagnie Marocaine des Cartons et des Papiers(CMCP社)が、モロッコで4番目の段ボール・パッケージ工場新設を検討していることが分かった。フランス・メディアの報道によれば、検討中の新工場は同国TangierとKenitraの間に建設される模様で、製品は主に同国中央部と北部向けに出荷されるとしている。建設工事は年内にも開始される予定だが、IP EMEA(欧州・中東・アフリカ統括部門)はコメントを出していない。CMCP社は、現在同国Agadir、Casablanca、Kenitra3ヶ所で操業しており、主に果物・野菜梱包分野向けを重点としている。一方、今年初、IP社はスペインのマドリッドに位置するHolmen社の新聞用紙工場を取得しており、再生コンテナーボード年産38万トン加工用にライン改造を行なっており、改造工事は2017年末を見込んでいる。
6月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ