フィンランドのMetsaグループが保有していた同国製材工場が、このほど同グループ内の取引でパルプ部門のMetsa Fibre社の傘下となることが分かった。これまでは、同製材工場は既にMetsa Fibre社の一員となっているロシアのSvir製材工場とは別に、同グループ木材産業分野を担うMetsa Wood社に所属してきたもの。今回の移管作業は今年末まで掛かると思われる。この移管は、同グループのパルプ生産部門と製材部門間で産業の相乗効果を最大限に活用する目的で実行されるとしている。木質原料と物流の経費の利用は、これまでより最適化が可能であると踏んでいるもの。この移管によって、従業員数の増減には影響せず、製材工場従業員の人件費はMetsa Fibre社の負担となる。
6月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ