2015年の欧州製紙産業の合計の生産実績は、前年の2014年と比較して安定した生産量と消費量増加によって、中国に次ぐ世界第2位を地位を確保したことが分かった。新聞用紙、印刷・筆記用紙を含むグラフィック紙の実績は低迷が続いているものの、パッケージ分野での生産量は引き続き上向いているとしている。2015年のConfederation of European Paper Industries(CEPI)のメンバーによる紙・板紙生産量合計は9千90万トンで、前年比0.2%の微減となっており過去3年を超えて相対的な安定をみせている。また、2015年の工場稼働率は91.2%となって、2014年の89.7%を超えた。
7月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ