米国ファイバー・ボックス協会と森林紙製品協会が発表した最新の統計によると、同国6月のコンテナーボード在庫量は月次では10年以上ぶりの大きな落ち込みをみせ、カートン出荷量を上回る15万2千トンの急落、またライナー輸出は依然強含みの推移となったとしている。6月の在庫量は大きく下落をみせて242万6千トンとなり、6月の10年平均より約7%高い下落レベルとなった。一方、今回下落した15万2千トンは過去10年の6月在庫量の平均4千トン減と肩を並べることとなった。また6月のカートン出荷量は実質・週平均ベースで前年同月比1.5%増の約326億平方フィートとなった。1月~6月のカートン出荷量は実質ベースでは同1.6%増、週平均ベースでは今年は稼働日が2日多いことを換算してもほぼ横這いとなったとしている。6月のコンテナーボード工場の稼働率は前月とほぼ同じ95.6%、今年上半期の94.5%よりわずかに高い。
7月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ