インドネシアのFajar Surya Wisesa社(Fajar Paper)は、懸案であった東ジャワSurabayaでの新工場建設を断念し、西ジャワの同社Cikarang Barat工場へ再生中芯年産35万トンの生産能力を有する新ライン導入を選択したことが分かった。新ラインは、Surabaya近辺に適当な敷地入手が難しかったことから、同社の既存工場へ設置されることになったもの。インドネシアでは最大手のパッケージ・メーカーである同社は、Surabaya工場計画に進路を見定めて3年前に5つの銀行から2億4千万米ドルの長期融資を確保していたが、同社が候補地とした場所が水源の確保が容易でなく、近隣に河もないと判明したとしている。現在、Cikarang Barat工場では、4機の再生コンテナーボード・ラインが稼働しており、年産合計105万トンの生産能力がある。また、その他塗工貼合板紙年産15万トンのラインもある。
7月18日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ