EURO-GRAPHが発表した最新の統計によれば、5月欧州の新聞用紙出荷量はようやく伸びがみられ、SC紙出荷量も引き続き回復をみせている。一方、塗工・非塗工中質紙の出荷量は依然として下降傾向となっている。新聞用紙の出荷量は652,000トンで、前年同月比1.0%増加、そのうち域外輸出向けも同9.3%大幅減の119,000トンであったが、域内向けでは同3.6%数字を伸ばして533,000トンであった。一方、SC紙では同3.2%数字を伸ばし300,000トン、そのうち欧州域内での出荷量では同6.0%増の247,000トンだったが、欧州域外輸出向けでは同7.8%減の54,000トンとなった。また、塗工中質紙では合計451,000トンで前年同月比8.8%減、そのうち域外輸出向けは同18.2%大幅減の103,000トン、欧州域内向けでも同5.5%減で348,000トンに終わった。
7月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ