ブラジルの大手紙パルプ・メーカーSuzano社は、同社Imperatriz工場に於いて6月10日に年間保守点検整備を完了して以降、晒ユーカリパルプ年産150万トンの生産能力を有するそのラインで生産を再開させたものの、ゆっくりしたペースでの生産を続けていると公表したことが分かった。同社CEOによると、現在のパルプ市場は供給過剰になっており、従って適切な価格レベルも維持できていない中、更に追い打ちをかける様なプレッシャー(供給)は避けたいとしている。現在の同工場の生産体制では、ユーカリパルプ約2万トンが減産となると経営陣は試算しており、供給過剰の状態が解消すれば、同工場の生産ペースを引き上げることで、この数量は年内に埋め合わせが可能であると踏んでいる。
8月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ